雑記

自民党のyoutube広告に思うこと

mesigaumai

参議院選挙まで残り1週間となりました。私達夫婦は当日に仕事があるため、平日のお休みに期日前投票へ行ってきました。清き一票を済ませたのであとは選挙結果を待つのみになりましたが、最近youtubeを見ていて違和感を覚えることがありました。それは、

ガソリン減税を公約にしている自民党の広告が流れている

あれ?6月末頃に参議院で審議もしないで与党が廃案にしてましたよね、と思わずツッコミを入れてしまう広告だと思いました。今更ガソリン減税を公約に入れる資格は与党にはないと思いますので、今回は今まで行われてきたガソリン減税を巡る一連の流れをまとめてみたいと思います。

ガソリン減税をめぐる政治の動きまとめ
(2024〜2025)

物価高対策として注目された「ガソリン暫定税率の廃止(約25円/Lの減税)」をめぐり、政府・与野党の間で行われた協議とその結末(廃案)までの流れを時系列でまとめました。


★2024年〜2025年:ガソリン減税協議の経緯

日付内容
2024年12月自民・公明・国民民主の3党で「暫定税率廃止」で合意。ただし実施時期は未定。
2025年2月政府・与党は「財源確保が困難」として、2025年前半の廃止を見送りへ。
2025年3月野党(立憲・維新・国民民主)などが減税を訴えるが、与党は慎重姿勢を崩さず。
2025年4月与党内から「ガソリン10円/Lの定額補助」案が浮上。選挙向けのつなぎ策との見方も。
2025年6月11日野党7党(立憲、維新、国民、共産など)が「暫定税率を7月1日から廃止する法案」を共同提出。
2025年6月16日与野党で実務者協議を実施。野党は早期審議入りを求め、与党は「拙速」と反対。
2025年6月20日衆議院本会議で法案が可決(野党の賛成多数による)。与党は反対票。
2025年6月21日参議院の審議入り。野党は採決を求めるが、自民党の委員長が採決を拒否して散会。
2025年6月22日国会会期末を迎え、法案は採決されずに廃案に。実質的に「封じ込め」の形に。

★ポイント整理

  • 与党の立場:廃止には否定しないが、時期尚早・財源が未整備・地方財政への悪影響を理由に慎重姿勢。
  • 野党の主張:物価高への即効対策として、7月1日からの廃止を強く訴える。
  • 結果:衆院可決→参院採決拒否→会期末で廃案に。

★参院選挙と今後の焦点

  • 自民党は「2025年度内の暫定税率廃止」を打ち出し、7月の参院選に向けた争点化を図る。
  • 野党は「減税の実効性」「与党の責任逃れ」などを訴え、選挙戦の材料に。
  • 12月の税制改正議論が次の山場となる見通し。

大まかな流れはこんな感じになるでしょうか。まとめたものに自民党が関与している部分をマーカーで強調してみましたが、一貫して暫定税率を撤廃しないように動いています。

2024年12月に暫定税率廃止を3党で合意していますが、自民党はこの半年間何をしていたのでしょうか。半年間も時間があったのに「時期尚早、財源未整備」なんて駄々をこねる小学生以下の言い訳だと思います。挙句、審議もしないで廃案にしておいて、参議院選挙が始まったら廃案にしたものをさも実行しますよと言い放つ、ガチで塵以下の政党だなと思います。長期に渡って同じ政党が政権を握っていると、「政治屋」の皆様は自分達の都合のいいように話をこじつけるものだなぁと思います。

おわりに

今回はガソリン減税協議の流れと、自民党の参議院選挙公約への違和感についてお話してみました。「政治屋」の皆様は選挙の前になると途端に耳障りのいいことばかり言いだしますが、その言動は今まで成してきたことと相反していないかを私達はしっかりと確認したほうがいいのでは思います。

投票率からみて今まで政治に興味を示してこなかった結果が昨今の体たらくに繋がっていますので、今回の選挙で「政治屋」の皆様にはご退場いただき、まともな「政治家」の方に日本の未来を任せられるようになったらいいなぁと思う今日この頃です。

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お金持ちの無職になりたい夫婦
お金持ちの無職になりたい夫婦
アラフォー共働き夫婦とネコ2匹で暮らしています。FIRE目指して2023年から本格的に資産運用を始めました。まだまだ道は遠いけど、資産が増えると嬉しいなぁ。
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