今週起きたニュースのまとめ
今週は世界的に大きなニュースがあったと思います。世界情勢に関わることや経済に関わる大きなニュースがいくつかありました。今週起きた大きなニュースは以下の3点となります。
①中東情勢の悪化
②石破内閣の爆誕
③アメリカ雇用統計の発表
これらのニュースはどれもインパクトのあるものとなっていますので、まとめていきたいと思います。
①中東情勢の悪化について
イランは2024年10月1日、イスラエルに対して大規模なミサイル攻撃を行いました。この攻撃では180発以上の弾道ミサイルが使用されており、極超音速ミサイルも初めて投入されたようです。この攻撃は、イスラム組織ハマスの最高幹部イスマイル・ハニヤ氏のテヘランでの殺害、イスラエルのレバノン空爆によるヒズボラ指導者と革命防衛隊軍事顧問の殺害事件への報復とされています。
イランとイスラエルの緊張の背景として、対立は1979年のイラン・イスラム革命に遡ります。革命後、イランはイスラエルを「イスラムの敵」と位置づけ、両国は国交を断絶しました。現在もイランはイスラエルを国家として認めておらず、反イスラエルを国是としています。
このミサイル攻撃により、イスラエルによる報復攻撃が激化しています。これらの状況により中東情勢に大きな変化が起こる可能性があり、国際社会の注目を集めています。
②石破内閣爆誕について
27日に行われた自民党総裁選挙にて、1回目の投票でいずれの候補者も過半数に届かなかったため、決選投票が行われました。結果、石破さんが1回目で1位になった高市さんを逆転し、新しい総裁に選出され石破内閣が爆誕しました。
当初は高市さんが優勢だったこともあり、石破さんが総裁に選出されたことで為替と株価が急激に変動しました。通称、「高市トレード」・「石破ショック」と呼ばれ、高市トレードで株高・円安方向に動いていたものが、石破ショックで一気に株安・円高方向に急転換しました。石破さんの過去の発言として、アベノミクスに否定的であり、利上げ・金融所得課税・法人税を上げる等、マーケットが嫌気を差すものが多かったため石破ショックが起きてしまいました。この動きが急だったためなのか、石破さんは金融所得課税や利上げについて今までと相反する発言をしており、選挙に向けたムーブをしているなぁという印象を持ちました。
このムーブで大幅に円安方向に為替が動きましたが、この後お話するアメリカ雇用統計の発表でさらなる円安に振れてしまいました。急激に相場が動くのはよくないので、石破さんには首相という立場での発言には重みがあることを重々承知していただき、慎重な物言いをしてもらいたいなぁと思いました。
③アメリカの雇用統計の発表
まずは2024年1月~9月までのアメリカ雇用統計の結果になります。
引用:みんかぶ
- 非農業部門就業者数: 前月比25万4000人増加
- 失業率: 4.1%(前月から0.1ポイント低下)
アメリカ労働省が10月4日に発表した9月の雇用統計は、市場予想を大きく上回る結果となりました。この統計結果はアメリカの労働市場が依然として堅調であることを示しており、過去数か月間で見られた減速傾向とは異なり、今回の統計では労働市場の強さが再び確認されました。
この堅調な雇用統計を受けて、市場ではFRBが利下げを急がないのではないかとの見方が広がっています。パウエルFRB議長は先日、今後の利下げについて「急ぐ必要はなく今後のデータ次第だ」と述べています。この雇用統計はアメリカ経済の強さを示す一方でインフレ再燃のリスクがあるため、このままソフトランディングに向かっていけるかどうかは今後の経済指標や金融政策の動向に注目する必要があります。
おわりに
今週は国内外で重要なニュースが多く発表されましたが、今後気にしておきたいこととして衆議院選挙の動向になります。自民党の総裁が変わり、個人的には理解できないのですが何故か世論調査で支持率が50%越えとなっているため、このタイミングを逃さず選挙を行うことでしょう。選挙対策だとは思いますが、石破さんは金融所得課税など経済に水を差すものについて今は発言を控えています。金融所得課税は今のところ高所得者に対しての課税と言われていますが、今までの日本の税金の搾取方法を考えると、なし崩し的に水準を下げてできる限り搾取しにくると思われます。そのため、金融所得課税を推し進める政党には間違いなく投票しません。今必要なことは増税ではなく、国民一人一人が自由に使えるお金が増えることだと考えています。そのため、投票する際に重要視することは、
「可処分所得を増やしてくれるかどうか」
これを実行してくれそうな政党に投票したいと思っています。
岸田政権で唯一の功績といっても過言ではない新NISAを開始してくれた自民党ですが、裏金の件が全く解決していないため自民党には一切信用はありません。国民が必死に家計をやりくりしているのに、既得権益にしがみついている政治家の皆様には、「裏金なんぞ作ってんじゃねぇ」と説教をしてやりたいです。一度政権交代をしたほうがいいと思っていますが、対抗できる野党が現れるのか不安が残ります。各政党から公約が発表されたら内容精査をしないとなぁと思う今日この頃です。