ニュース要約記事になります。今回のお題は、「日経平均、最高値更新」になります。
■今回の要約記事
記事タイトル:【日本市況】日経平均が最高値更新、米関税懸念が後退-円は下落
※出典:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-08-12/T0UQXTGP9VDC00?srnd=cojp-v2-domestic
① ニュースの要点
8月12日、日経平均株価の終値は「4万2718円17銭」と昨年7月の過去最高値を更新。米中の関税協議の90日延長や関税上乗せ是正の動きで不透明感が後退し、円安進行(1ドル=約148円前半)も追い風となり、株高を促した。債券価格は下落、国債利回りは若干上昇。
② 市場の反応と背景
- 市場の動き:日経平均は前週末比+2.1%、TOPIXは+1.4%と大幅上昇。円相場は1ドル=148円台前半に下落し、債券価格の下落を伴って利回りは上昇しました(5年債:1.04%、30年債:3.09%)。
- 背景要因:
- 米中貿易協議で関税休戦が90日延長されたことで、米国の対日関税への懸念が和らぎ、世界経済への不安が軽減。
- 円安は輸出企業の収益期待を後押し。
- 海外投資家も、日本株の出遅れ是正を期待し買いに転じているとの見方。
③ 出来事の深掘りと過去の類似事例の考察
今回何が起きたのか?
日経平均は8月12日、42,718.17円で終値ベースの最高値を更新。米国が関税休戦を90日延長し、関税の上乗せ是正も調整中との報道が投資家心理を改善。円安も加わり、株式全体を押し上げました。
過去にも似たようなことはあったか?
2024年2月から3月にかけて日経平均がバブル期を超える水準、40,000円台を回復した例があります。その際も円安や金融緩和の恩恵、外部環境の安定的要因が背景でした。
そのとき市場や経済はどうなったか?
2024年初頭の上昇は、銀行や輸出株中心で、持続的なトレンドを生みました。ただし、その後2024年8月には大きな変動もあり、短期的なボラティリティには注意が必要でした。
今回の出来事から何を学べるか?
- FIREを目指す投資家にとって重要なのは、短期的な高値更新に過剰反応せず、根拠と継続性を見極める姿勢です。
- 米関税の一時的後退や円安など、一過性の要因であっても、長期積立の流れの一部として受け止めるべきでしょう。
- 一方で、「出遅れ是正」や海外マネーの流入など構造的な流れがある場合、長期投資家には好機ともなります。
④ 補足情報・次に備える視点
- 注目イベント:今後の米消費者物価指数(CPI)発表やFRBの利下げペースが、日本株にも間接的に影響します。特にCPIが予想を上振れすれば、利下げ期待が後退し、株価の調整リスクがあります。
- 為替の見通し:ドル/円は現在147円~149円のレンジと見られており、大きな変動時には株価への影響も念頭に置くことが重要です。
- 中長期テーマとして:AIや半導体といったテーマ株の動向に加え、企業の買収・再投資動向、海外販売の伸びなど、ファンダメンタルズに着目を続けることが大切です。
⑤ 筆者のひと言感想
短期の歓声に飲まれず、長期視点で積み立てを続けたいと思う今日この頃です。
ABOUT ME
アラフォー共働き夫婦とネコ2匹で暮らしています。FIRE目指して2023年から本格的に資産運用を始めました。まだまだ道は遠いけど、資産が増えると嬉しいなぁ。