ニュース要約

米ISM製造業指数、6カ月連続で縮小

mesigaumai

ニュース要約記事になります。今回のお題は、「アメリカのISM製造業指数」になります。

■ 今回の要約記事
記事タイトル:米ISM製造業指数、6カ月連続で縮小-関税不安で生産落ち込む
※出典:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-09-02/T1YSCFGOYMTG00?srnd=cojp-v2-economy


① ニュースの要点

8月の米国ISM製造業総合指数(PMI)は48.7と、6か月連続で「拡大と縮小の境目」である50を下回りました。生産指数は47.8と3か月ぶりに縮小圏へ逆戻りしましたが、新規受注は51.4へ上昇し、1月以来初の拡大圏浮上を示しました。価格指数も63.7と、やや落ち着いてきました。


市場の反応と背景

市場は米製造業の継続的な低迷を懸念し、製造業関連セクターの株価が圧迫されました。関税に伴うコスト上昇が依然として重石となり、企業の需要や生産の落ち込みに拍車をかけています。一方で、一部業界ではAIや設備投資が支援材料となっており、全体としては逆風の中に小さな追い風もある構図です。


出来事の深掘りと過去の類似事例

今回何が起きたのか?

・ISM製造業PMIが6か月連続で50を下回り、依然として製造業の景気判断には慎重を要する状態です。
・生産は再び縮小へ、雇用も43.8と7か月連続で縮小圏(50割れ)。
・ただし、新規受注の上昇(51.4)は明るい兆しであり、価格の伸びも緩やかに。

過去に似た状況はあったか?


例えば、2025年6月もPMIは49.0と縮小圏から抜け出せず、需要減・関税不透明感に加え雇用減も続いていました。さらに2024年秋以降から続く製造業の弱さと27ヶ月にわたる縮小が背景にあり、今回も長期の調整の一部と見ることができます。

そのとき市場や経済はどうなったか?

過去にもPMIの縮小が連続する局面では、製造業関連の景気敏感株が下落しつつ、長期金利は低下、インフレ圧力が後退する傾向が見られました。結果、FRBの利下げ観測が強まり、安全資産や成長銘柄への資金流入が起きるケースもありました。

今回の出来事から学べること

ISMのような先行指標が弱含むときこそ、投資の守りを固める機会です。特に長期積立投資家やFIRE志望者は、「焦らず機械的に積立を継続する」ことが、こうした短期の動揺を乗り越える鍵になります。また、新規受注のように部分的な回復兆しにも目を向け、感情的にならず中長期視点で読み解く姿勢が重要です。


補足情報・次に備える視点

  • 次に注目すべき指標として、ISM非製造業PMI、雇用統計(Non-Farm Payroll)、CPI・PPI(消費者・生産者物価指数)、FRBの金融政策見通しが挙げられます。
  • 為替(ドル円)や米長期金利の動向も、資産分散や国内外ETF・債券の構成に影響します。
  • 心構えとしては、相場が揺れる局面でも「積立は止めない」「資産配分のリスク許容を確認しておく」「長期間を視野に入れる」ことを心に留めておきましょう。

筆者のひと言感想

今は厳しい局面に思えますが、新規受注の改善や価格の鈍化は希望の光にも映ります。長期の視点で淡々と積立を続けることが、FIREへ近づく最良の道だと思う今日この頃です。

ABOUT ME
お金持ちの無職になりたい夫婦
お金持ちの無職になりたい夫婦
アラフォー共働き夫婦とネコ2匹で暮らしています。FIRE目指して2023年から本格的に資産運用を始めました。まだまだ道は遠いけど、資産が増えると嬉しいなぁ。
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