ニュース要約

ドル大幅高、S&P500最高値

mesigaumai

ニュース要約記事になります。お題は米国市況についてです。

記事タイトル
【米国市況】ドル大幅高、関税交渉への楽観強まる-S&P500最高値
※出典https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-28/T04L0UGQ1Z1J?srnd=cojp-v2-domestic


① ニュースの要点

7月28日の米国市場では、米国と欧州連合(EU)の関税交渉が合意に至ったことを受け、米中通商交渉の進展期待を背景にドルが主要通貨に対して上昇。対円では148.58円まで上昇し、対ユーロでは約1.1589ドルとユーロ安が進行。S&P500は6389.77で過去最高値を更新し、10年債利回りは4.3%台で推移しました。


② 市場の反応と背景

市場では、米中関税交渉に前向きな報道が出たことで、投資家の間に「最悪の事態は避けられる」という楽観が広がりました。この見通しがドル買い・株買いを促し、為替市場ではドルが対円で148円台後半、対ユーロで1.15ドル台へ上昇。ユーロは約1.3%下落しました。

また、S&P500はわずかながらも最高値を更新。米10年債利回りは4.3%台で堅調に推移し、株式市場と債券市場の双方でリスク選好の姿勢がうかがえます。市場全体としては、インフレ沈静化と通商不安の後退が「買い」の材料となっています。


③ 出来事の深掘りと過去の類似事例の考察

■ 今回何が起きたのか?

ドルが円・ユーロに対して大幅に上昇し、S&P500も史上最高値を更新。市場は米中関係の改善やインフレ沈静化による金融政策安定化への期待から、リスク資産に資金を移す動きが強まりました。為替・債券・株式と、複数市場で同時に「リスクオン」が進みました。

■ 過去にも似たようなことはあったか?

2019年や2023年にも、米中貿易摩擦の緩和局面で同様の動きが見られました。とくに2019年後半は、通商交渉への期待がドル高と株高を招きましたが、交渉が頓挫した局面では市場が急落したこともあり、こうしたテーマは繰り返しマーケットに影響を与えてきました。

■ そのとき市場や経済はどうなったか?

市場は一時的にリスク選好ムードに包まれ、資産価格は上昇しましたが、その後の交渉次第で大きな調整局面も発生しました。通商政策や地政学的リスクは「不確実性」が高いため、長期投資家にとってはノイズと割り切るべき場面も多かったのが実情です。

■ 今回の出来事から何を学べるか?

長期インデックス投資においては、こうしたニュースに過剰反応せず、動揺せずに積立を継続する姿勢が重要です。相場が大きく動いたとしても、それはあくまで一時的な変動です。短期の材料に振り回されず、むしろ「自分の資産配分や積立方針はこのままでよいか」を見直す好機と捉えたいところです。


④ 補足情報・次に備える視点

今後注目すべき経済指標は、米CPI(消費者物価指数)とPCEコアデフレーターです。これらの結果は、FRBの次の金利判断に直結するため、株価やドルの動きにも影響を与える可能性があります。

また、為替市場でのドル高が継続する場合、日本円ベースでの米国ETF評価額にも影響が出るため、為替と資産評価の関係性を理解しておくと安心です。特に「ドル建て資産=為替リスク込みで運用している」という前提を忘れないようにしたいところです。


⑤ 筆者のひと言感想

円安や株高が同時に進む局面でも、自分の資産運用の軸がブレないよう冷静に構えていたいと思う今日この頃です。

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お金持ちの無職になりたい夫婦
お金持ちの無職になりたい夫婦
アラフォー共働き夫婦とネコ2匹で暮らしています。FIRE目指して2023年から本格的に資産運用を始めました。まだまだ道は遠いけど、資産が増えると嬉しいなぁ。
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