ふるさと納税を忘れずにやろう!

mesigaumai

今年のふるさと納税はポイント付与の関係から9月中に返礼品の申し込みをしたほうがお得になりますが、皆様は申し込みを済ませましたか?

我が家はすでに返礼品を頼みました。トイレットペーパー・ティッシュペーパーなどの日用品、私が毎朝飲んでいるコーヒー、今年はドリップコーヒーを選択、その他馬刺しやハツ刺しなどのお楽しみ品を見込み年収額からちょっと少な目に見積もって申し込みをしました。

できることなら9月中に進めたほうがポイント分がお得になるのですが、間に合わなかったとしてもふるさと納税はお得な制度となりますので、今回はふるさと納税について、初めての方にもなるべくわかりやすくかみ砕いてお話をしていきたいと思います。

そもそもふるさと納税とは?

簡単にいうと 「自分の税金を好きな自治体に寄付できる制度」 です。寄付した分の大半は、翌年の住民税や所得税から差し引かれるので、実質的な自己負担は 2,000円 だけになります。
※自己負担2,000円とは、寄付金額− 2,000円は、翌年の税金から差し引かれる(控除される)ことを言います。

そのうえ、多くの自治体は「返礼品(お礼の品)」を用意していて、地域の特産品(お米、お肉、魚介類、果物、家電など)をもらえるのが大きな魅力です。

初めてのふるさと納税 / 簡単4ステップ

物価高に苦しむ方が多い昨今、今年からふるさと納税を始めてみたいと考えている方も多いと思いますので、次にふるさと納税の始め方を簡単にまとめてみました。

上限額を確認する

まずは「自分はいくらまで寄付できるか」を知るのが大事です。
各ふるさと納税サイト(楽天・さとふる・ふるさとチョイスなど)控除上限シミュレーターを使えば、年収・家族構成を入れるだけで目安が出ます。


② 寄付先と返礼品を選ぶ

  • 応援したい自治体(地元・災害復興支援など)
  • 返礼品で選ぶ(お米、肉、フルーツ、海産物、日用品など)
    どちらでもOKです。

③ 寄付の申し込み・支払い

ネット通販と同じ感覚でOK!

  • クレジットカード
  • 銀行振込
  • PayPay、楽天Pay など

支払いが完了すると「寄付証明書」や「ワンストップ特例申請書」が自治体から届きます。


④ 税控除の手続きをする

税金が戻る仕組みなので、手続きが必要です。

  • サラリーマンなど確定申告不要な人 → ワンストップ特例制度
    → 申請書とマイナンバー確認書類を、寄付した自治体に郵送(翌年1月10日まで)
  • 自営業や6自治体以上に寄付した人 → 確定申告
    → 翌年の2〜3月に確定申告で手続き

まとめ

  • 上限額を調べる
  • 寄付先&返礼品を選んで寄付する
  • 申請書や証明書を受け取る
  • 翌年の1月10日までに「ワンストップ」か「確定申告」で手続き

これだけで、翌年の住民税・所得税から控除されて、実質2,000円で豪華返礼品が楽しめます!

ふるさと納税のメリット・デメリット

ふるさと納税はメリットがものすごく多いのですが、手間という点で若干のデメリットもありますので、以下にメリット・デメリットについてまとめていきます。

ふるさと納税のメリット

  • 返礼品がもらえる
    お米や牛肉、フルーツ、日用品など、自治体ごとの名産品を楽しめます。
    → 実質2,000円の負担で豪華な品を受け取れるのが人気の理由です。
  • 税金の使い道を選べる
    「子育て支援に使ってほしい」「環境保護に役立ててほしい」など、寄付先の自治体がどんな目的に使うか選べる場合もあります。
    普段は自分で税金の使い道を決められないので、これは特別なポイントです。
  • 地元や応援したい地域を支援できる
    出身地や、災害から復興中の地域など「応援したい自治体」に直接貢献できます。
  • 節税効果がある
    翌年の税金(住民税・所得税)が減るので、家計の負担を実質的に軽くできます。

ふるさと納税のデメリット

  • 手続きが必要
    寄付したあとに「確定申告」または「ワンストップ特例制度」を使わないと控除が受けられません。
    特にサラリーマンの方でも、年間で6自治体以上に寄付すると確定申告が必要になります。
  • 控除には上限がある
    年収や家族構成によって「寄付できる金額の上限」が決まっています。
    それを超えて寄付すると、その分はただの寄付(自己負担)になってしまいます。
  • 実質2,000円は必ずかかる
    どれだけ寄付しても「2,000円分」は戻ってきません。完全無料ではないことに注意です。
  • 返礼品はすぐに届かないこともある
    人気の品や旬の食材は、届くまで数か月かかることがあります。
  • お金の流れがわかりにくい
    ふるさと納税をしても、実際に税金が減るのは翌年なので「本当に得しているのかな?」と実感しにくい人もいます。

まとめ

  • メリット:豪華な返礼品がもらえる、税金の使い道を選べる、地域を応援できる、節税になる。
  • デメリット:手続きが必要、控除には上限がある、必ず2,000円負担、返礼品の到着が遅れる場合がある。

「ちょっと面倒だけど、手続きをすれば実質2,000円で地域の特産品が楽しめる制度」と考えるとイメージしやすいと思います。

ワンストップ特例制度とは?

ふるさと納税の手続きの中に「ワンストップ特例制度」がありますが、普段確定申告をしない人(サラリーマンや公務員の方)はこの制度を使ったほうが圧倒的に楽なので、次にワンストップ特例制度について説明したいと思います。

ワンストップ特例制度の利用条件

次の2つを満たす必要があります:

  • 寄付先が5自治体以内(1自治体に複数回寄付するのはOK)
  • 確定申告をする必要がない人(給与所得者など)

→ この条件を外れる場合は「確定申告」が必要になります。


手続きの流れ

① ふるさと納税を申し込むとき

  • 寄付サイト(例:ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税など)で「ワンストップ特例制度を利用する」にチェックを入れる
  • または、寄付後に自治体へ「申請書を送ってください」と依頼できる

② ワンストップ特例申請書の記入

自治体から送られてくる 「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」 に、以下を記入します:

  • 氏名・住所・生年月日
  • マイナンバー(個人番号)
  • 寄付の内容(寄付日や金額など)
  • 捺印(不要な場合も多い)

③ 必要書類を準備

申請書と一緒に、以下のコピーを提出します。

  • マイナンバー確認書類
    ・マイナンバーカード(両面)
    ・通知カード+本人確認書類(運転免許証など)
  • 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)

④ 寄付先の自治体へ郵送

申請書と必要書類を、翌年1月10日までに必着で寄付先の自治体に送ります。

⑤ 翌年の税金が減額される

申請が受理されると、翌年6月以降の 住民税から控除 されます。


注意点

  • 6自治体以上に寄付すると、ワンストップは使えません → 確定申告が必要
  • もし 引っ越しや名前変更 があった場合は、再度変更届を自治体に送る必要があります
  • 締切(翌年1月10日)を過ぎると無効 → 確定申告に切り替えるしかない

まとめ

ワンストップ特例制度は、

  • 確定申告をしない人向け
  • 5自治体以内に寄付したときに使える
  • 申請書+マイナンバー関連書類を自治体へ郵送するだけ

これさえやれば、翌年の住民税から自動的に控除されます。

初心者が注意すべき失敗例ベスト3

ふるさと納税はお得すぎる制度でありますが、気をつけないといけない点もいくつかありますので、それらをベスト3という形でまとめていきたいと思います。失敗してしまうと「ただの寄付」となってしまいますので、くれぐれもお気をつけください。

① 上限額を超えて寄付してしまう

  • どうなる?
    控除できる金額を超えた分は、ただの寄付扱いになり戻ってきません。
    → せっかくのお得さが台無しに…。
  • 回避策
    事前にふるさと納税サイトの「控除上限シミュレーター」で確認すること。
    特に年収と扶養家族の有無を正しく入力するのが大切です。

② 申請を忘れて控除を受けられない

  • どうなる?
    ワンストップ特例申請書を送らなかったり、確定申告をしなかった場合 → 全額自己負担。
    つまり寄付したお金がそのまま「寄付」で終わってしまいます。
  • 回避策
    ・ワンストップ特例を使うなら 翌年1月10日必着 で自治体に郵送
    ・確定申告をする人は 翌年2月16日〜3月15日 の期間に忘れず提出

③ 書類不備(マイナンバー・本人確認書類)

  • どうなる?
    ・マイナンバーのコピーを入れ忘れ
    ・住所や氏名が申請書と身分証で一致していない
    → 申請が無効になり、控除が受けられないことがあります。
  • 回避策
    ・マイナンバーカード(両面)をコピーすれば基本OK
    ・引っ越し後は、自治体に「変更届」を提出するのを忘れない

まとめ

ふるさと納税の失敗あるあるは、

  • 上限超え(損する)
  • 申請忘れ(全額自己負担)
  • 書類不備(控除が受けられない)

この3つさえ気をつければ、初めての人でも安心してチャレンジできます!

おわりに

今年からふるさと納税に挑戦してみようかなと考えている方にもなるべくわかりやすいように、ふるさと納税についてまとめてみました。今回このような記事を作成してみたのは、先日実家に帰った時に家族からふるさと納税をやってみたいと話を振られて、「意外とふるさと納税やってない人多いのかな」と思ったのがきっかけになります。もちろん家族にはふるさと納税は絶対やったほうがいいと激押ししてきました。

我が家でもふるさと納税1年目はミスしないように調べまくっていた記憶がありますし、「初めの一歩」を踏み出すのにはものすごくパワーが必要なことを思い出しました。この「初めの一歩」さえ踏み出すことができれば多少なりとも節税につなげることができます。読んでくださった方がふるさと納税で少しでも家計の足しになってくれればうれしいなぁと思う今日この頃です。

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お金持ちの無職になりたい夫婦
お金持ちの無職になりたい夫婦
アラフォー共働き夫婦とネコ2匹で暮らしています。FIRE目指して2023年から本格的に資産運用を始めました。まだまだ道は遠いけど、資産が増えると嬉しいなぁ。
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