ダイソンを修理してみました
普段は掃除をサボり気味な我が家です。ある日の休日、何故かわからないのですがやる気スイッチが発動しました。まずはトイレ掃除をして久々にピカピカ、さらにやる気が出てきて掃除機をかけていたところ、いきなりダイソンが動かなくなりました。スイッチを押すと動いては止まり、最終的には全く動かなくなってしまいました。最初は充電切れかとも思いましたが、充電器に差すと充電残量はほぼ満タンで問題なし。バッテリーは問題ないので本体を観察してみるとおかしな箇所がありました。
トリガー部分が凹んでる!?
何故にこんなことになっているかわからなかったので、Google先生に聞いてみたところ、トリガーの内部でひび割れが起きている可能性が高いことがわかりました。修理代金を見てみると22,000円と高額、何とかならないものかと調べてみるとトリガー+専用工具がAmazonで売っておりトリガー修理をしている動画がありましたので、自分達で修理することにしました。
※今回修理したのは「ダイソンSV12 コードレスクリーナー」になります。また、電化製品の分解・修理となりますので、ショート等の危険や修理後の動作保証はしかねます。分解・修理につきましては、自己責任でお願いします。
修理に必要な物
まずは修理に必要なものですが、
①交換部品本体(トリガー部分)
②トルクスドライバー
③+ドライバー(サイズ1で軸長が長めのもの)
④ラジオペンチ
⑤ピンセット
以上4点を使用しました。①②はAmazonでセット販売されていたので購入しました。
③④⑤は家にあったのでとりあえずあるもので修理を開始しました。
修理の流れ
実際の修理の流れを書いていきます。
①バッテリーの取り外し
バッテリー裏のネジ2か所と赤スイッチ裏側のネジ1か所を外してバッテリーを取り外す。
②フィルターを取り外す
③フィルター取り外し後、ネジを4か所外す
画像の上2か所のネジを外すのに持っていた+ドライバーではフレームに干渉してしまったため、ホームセンターで軸長が長めのものを購入してきました(画像2枚目の赤い柄のもの)。
④ダストボックス裏のネジ2か所を外す
③④のネジを外すことでダストボックスが外れます。
⑤白い樹脂カバーを浮かす
トルクスドライバーを使ってネジ2か所を外す。その後樹脂を外しますが、ツメ2か所が固いためピンセットを噛まして浮かせながら外しました。
⑥基板に接続しているコネクターを外す
ピンセットで上に持ち上げて外しました。
⑦ネジを2か所トルクスドライバーで外す
画像の黒いネジ、丸端子を押さえているネジを外す。組み立て時に丸端子の位置がわかるように目印をつけておく。今回、丸端子と基板にマジックで目印をつけておきました。
⑧丸端子を曲げて、基板がついているフレームごと外す
丸端子はラジオペンチで曲げてある程度真っ直ぐにしないとフレームに引っかかるため、頑張って曲げます。
⑨基板を抜いたらネジが2か所見えるため、この2か所のネジをトルクスドライバーで外す
⑩グリップ内部にあるネジ1か所をトルクスドライバーで外す
※奥の方にあります。写真の真ん中あたりについています。
⑪配線が通っているカバーを外す
ツメが本体に引っかかっているため、ドライバー等でツメを外しながら上に持ち上げて外します。かなり固いので頑張って外します。ちなみに、自分達がやったときは1か所ツメが割れてしまいました。カバーは最終的にはネジで止めるため、とりあえず大丈夫でした。
カバーを外すとき配線が引っかかったので、真っ直ぐにしてカバーを引き抜きました。
⑫グリップ内部から部品を引っ張り出す
ラジオペンチを使って引き抜きました。2枚目の写真が引っ張り出した部品です。
これでやっとトリガー部品がお出ましです。部品を確認するとひびが入っていて折れていました(1枚目写真)。2枚目写真は交換後のものです。あとは逆の手順で組み直して元通りにしていきました。
修理・組み立て後の動作は問題なく使えるようになりました。
おわりに
かかった費用は大体2,000円くらいでした。修理に出すと22,000円くらいかかるため、自分達で修理をして20,000円の節約になりました。
実際に分解・修理をしてみると結構時間がかかり、3~4時間くらいかかってしまいました。私も妻もこの手の分解はある程度できるのですが、今回の修理はほとんど妻がやってくれました。その理由が、
「こんな家電に負けたくない!」
と私にはよくわからない負けず嫌いが発動。こうなっては私が何を言っても譲ってくれません。作業してくれるのはすごくありがたいので、私はサポートや写真撮影に回ることにしました。あーでもない、こーでもないと悪態をつきながらも最後まで修理してくれた妻に感謝しつつ、家事を多めにやって労わないとなぁと思う今日この頃です。