証券会社不正アクセス問題の現状(2025年8月現在)

当ブログでは今年に入ってから急増してきた「証券会社不正アクセス・不正取引」について情報を追ってきましたが、今回はこのテーマの続報についてお話したいと思います。最近ではニュースで取り上げられることも少なくなってきましたので、皆様が不正アクセス被害に合わないように注意喚起の意味も込めてまとめたいと思います。
不正アクセス被害の状況(25年8月現在)
毎度お馴染みの金融庁のデータを引用させていただきます。
金融庁のサイトを見てみるといい感じのグラフが作成されていましたので、丸々引用させてもらいます。グラフを見てみると不正取引件数は減少傾向となりましたが、不正アクセスや売買金額は微増(ほぼ横ばい)となっています。
今年の4,5月に急増した後に各証券会社はハード面で様々な対策を講じていたことに加えて注意喚起も随時していましたので、それらの効果で被害は抑制できているものだと思います。しかし、未だ被害が減少傾向に向かわないのは、個人のセキュリティ意識によるものが大きいのかなぁと思います。
メールのリンクは絶対に開かない!
見出しに書いてしまいましたが、私達が真っ先に気をつけないといけないことは、
メールのリンクは絶対に開かないこと!
鉄の意志でメールのリンクは絶対に開かないこと!
以前の記事でも何回か書いたことになりますが、重要なことなので何度でもお伝えしていきます。メールのリンクは全てフィッシングに繋がるかもしれないと思ってもいいくらい、最近のフィッシングメールは巧妙なものとなっています。5月辺りに我が家にもフィッシングメールの魔の手が忍び寄り、不正取引の餌食になっていた可能性がありました。その時に投稿しました記事を下に貼っておきますので、よければご覧ください。実際のフィッシングメールの文章をのせていますが、今見返してみても油断していると引っ掛かってしまいそうなものとなっています。
ひと昔前はフィッシングメールの日本語は明らかに文章がおかしいものが多かったためそこまで問題にならなかったのですが、最近のフィッシングメールは日本語も流暢なものとなっているため、一見しただけでは判別はできなくなっています。AIが普及したことで日本語の文章が以前よりも容易に作成できるようになりましたので、世界的にはマイナーな言語というフィッシング対策には有効だったアドバンテージはなくなってしまったと考えたほうがよさそうです。
金融庁のサイトにフィッシング詐欺対策によさげな画像がありましたので、そちらも引用したいと思います。フィッシング詐欺に合わないためのポイントが書かれていますので、皆様の一助となれば幸いです。
引用元:https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/chuui_phishing.html
おわりに
資産形成において証券会社不正アクセス問題は取り返しのつかない損失がでてしまう可能性がありますので、当ブログではもう少し近況を追っていこうと考えています。定期的に話題に触れることで不正アクセス・取引に対して注意喚起を行い、万が一にも被害に合わないように意識してもらえればと思います。
最近の相場は最高値更新が続いていて資産形成は順調に進んでいますが、不正取引被害に合ってしまうと一発退場となってしまいます。引き続き注意をしつつ、常に情報のアップデートをしていかないといけないなぁと思う今日この頃です。