トランプ相場で気をつけるべきこと1選

今週の株式相場はトランプ米大統領に振り回された一週間となり、投資家の方は肝を冷やした場面が多かったのではないのでしょうか。振り回された主な要因は関税によるものとなりますが、この一週間だけでも動きが二転三転しています。この一週間の流れをすごく雑に説明するとこんな感じかと思います。
アメリカ:関税発動!
↓
中国:報復関税発動!
↓
アメリカ:中国に報復関税発動!!
↓
中国:さらに報復関税発動!!
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アメリカ:中国以外、相互関税上乗せ分は90日間停止
こんな感じで米中の対立が深まりそうな流れとなっています。中国以外の国も関税発動に対する対応を表明しており、先行きの不透明感が強まってきています。
関税の話だけでこの一週間の株価の乱高下はかなりのものだったと思いますが、トランプ大統領が君臨する限りこのような相場はまだまだ続く可能性もあります。そんな相場で私が思う気をつけるべきこと1選をお話したいと思います。主観マシマシになりますが、お付き合いいただけますと幸いです。
気をつけるべきこと1選
早速ですが、結論からお話したいと思います。
短期的な値動きは気にし過ぎないこと
これに尽きると思っています。今の相場は米国の動き一つでどんな形にも変化していくと考えられます。相場に直結する情報が個人投資家の元に届くころには、機関投資家は全て動き終わっていると考えた方が賢明であり、私のような個人投資家がこのスピードについていくことは不可能です。それならば長期インデックス投資において短期的な値動きはガン無視、または全て受け入れて「JUST KEEP BUYING」を貫いていくべきだと私は考えています。個人投資家が機関投資家に唯一勝っているところは、「時間を味方につけられること」になりますので、ここに活路を見出すべきだと思います。
私は投資ブログを投稿しているため投資に関する情報を色々と集めていますが、そうでなければ情報を見過ぎないことも一つの手だと思います。ヒトは見た情報に引っ張られやすくなる生き物であるため、過度に偏った情報ばかりを追い求めないほうが無難だと思います。相場が軟調な時には必ず「暴落煽り民」が湧いてきます。奴等の発言を鵜呑みにしてしまうと痛い目を見てしまうかもしれませんので、お気をつけて下さい。
投資に関する情報はyoutubeでも収集していますが、サムネに「暴落」等のタイトルが入っているものについては、自分で選別したyoutuberさんの動画以外は意図的に見ないようにしています。以前は色々な方の動画を拝見していましたが、我が家の投資方針、「JUST KEEP BUYING」「BUY &HOLD」に合致する、または一次情報を元にデータに基づく情報発信をするyoutuberさんに的を絞ることで、単に暴落を煽るものを極限まで目に入れないようにしています。暴落煽りの発信は基本的に再生数・PV数稼ぎが目的なため、はっきり言って不必要な情報なので見る価値はありません。ネタとして2chまとめ動画を見るときもありますが、今では片手で数えるくらいのyoutuberさんの動画しか見ていませんね。
これまでの話で「気にしないことが重要」と精神論をぶつけてきましたが、何の武装もなしにこれをやってのけるのは難しいです。鋼鉄のメンタル武装を手に入れるのに一番おすすめできるのは、やはり名著と呼ばれるものを読み、その内容を自分の中で腹落ちさせることになります。以前の記事でも紹介しましたが、私が読んだ名著を再度紹介したいと思います。良いものは何度でも紹介すべきだと思っていますので、お付き合いいただければと思います。
①敗者のゲーム:チャールズ・エリス 著
②JUST KEEP BUYING:ニック・マージュリー 著
③Psychology of Money:モーガン・ハウセル 著
①~③は全て長期インデックス投資をする上で必要な知識が得られるものになります。3冊全て読まなくてもいいので、どれか1冊読んでみてもらえればと思います。1冊読んでさらに興味が湧けば、3冊全て読んでみてもらえればと思います。ネット上で情報を集めるよりもよほど有益な内容が書かれていますので、是非読んでみてください。
おわりに
今回は乱高下している相場で気をつけることを一つに絞ってお話しました。機関投資家とは情報のスピード感が全く違いますので、個人投資家が相手の土俵に立つ必要は全くありません。個人投資家にしかできないことで勝負していくべきです。勝負すべき土俵は複利を味方につけるための時間であり、これが有効に生かせるものが長期インデックス投資になります。何度もお話していることになりますが、長期インデックス投資は世界経済が成長することに期待した投資法になります。もちろんずっと右肩上がりというわけではなく、過去何度かは暴落した場面もありました。暴落した市場はその度に回復していますが、過去の市場暴落に関してのグラフを引用したいと思います。
世界大恐慌からコロナショックまで、市場は過去幾度か暴落してきましたが、不死鳥の如く回復しています。もちろん未来を保障するものではありませんが、暴落を経ても右肩上がりで成長している市場に期待して我が家は資産形成をしています。月日が流れるにつれて、徐々にでも資産が増えてくれればいいなぁと思う今日この頃です。