資産運用

証券会社への不正アクセス、金融庁より注意喚起

mesigaumai

 1か月程前に楽天証券で不正アクセスのニュースが流れており、その際には私も注意喚起として記事をあげさせてもらいました。最近は不正アクセスのニュースが流れなくなったので収まったのかなと思っていましたが、金融庁のサイトで再度注意喚起がされていました。4/18に更新されたものを確認しましたが、思っていたよりも状況が悪化していました。不正アクセスについて皆様に再度気をつけてもらいたいと思いましたので、今回は金融庁からの注意喚起について情報共有をしたいと思います。

金融庁から公開されたデータ

 まずは金融庁から公開されたデータを引用したいと思います。

引用元:https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/chuui_phishing.html

 引用した表は今年の2,3,4月の間で不正アクセス・不正取引が起こった件数と不正取引で売買された金額を示したものになります。2月はそこまで多くなかったのですが、3月に一気に増加、4月に至っては半月で3月に起きた件数を大きく超えてしまっています。増加ペースを見る限り、ここ数カ月は日本の金融資産がターゲットにされているように見えます。先月のニュースではフィッシング詐欺によるものではないかとの話が先行していましたが、1カ月程経っても収まらないところを見ると、フィッシング詐欺のみによるものと考えないほうがいいと思います。

セキュリティ強化をしよう

 金融庁の注意喚起の中には不正アクセス・不正取引への対策も書かれていましたので、そちらも引用したいと思います。

引用元:https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/chuui_phishing.html

 留意点が5つほど書かれていますが、まずはこの5点の再認識してもらいセキュリティ意識を高めてもらえればと思います。これら5点は基本的なものではありますが、詐欺に引っかからないための最重要なものになりますので、基本に立ち返って気を引き締めましょう。
 不正アクセス・不正取引の原因究明がなされていない状況では不安になってしまうと思いますが、やれることをやってセキュリティ強化を図っていきましょう。

 引用内容の3つ目に各証券会社が提供しているセキュリティ強化機能について触れていますが、こちらに関しては3月末あたりに楽天証券・SBI証券ユーザー向けに注意喚起の記事でセキュリティ強化について触れていますので、併せて読んでもらえれば幸いです。

おわりに

 一昔前のフィッシングメールは日本語が怪しいものが多かったのですぐに気づくことができましたが、最近のものは一見しただけでは判別が難しくなっています。日本語はマイナーな言語なので今までは文章化するのが難しかったのだと思いますが、AIが発達した現在ではどの言語でも文章化が簡単になったのかもしれません。どんなに優れた技術でも使い方次第で薬にも毒にもなり得るのではないでしょうか。

 現在進行形で不正アクセス・不正取引の数が増えていますが、セキュリティを見直すいい機会にしてもらえればと思う今日この頃です。

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お金持ちの無職になりたい夫婦
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アラフォー共働き夫婦とネコ2匹で暮らしています。FIRE目指して2023年から本格的に資産運用を始めました。まだまだ道は遠いけど、資産が増えると嬉しいなぁ。
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