ビックサイトに行ってきました（妻視点）

記事作成者：妻

前記事で夫が書いた、「ビックサイトに行ってきました」の内容を妻視点で書いています。

以下、オタク寄りな内容を含みますのでご注意願います。

前日までの準備

私は同人誌即売会は数年に一度くらいの頻度で行きます。数年に一度くらいの頻度で特定のジャンルの沼にハマり、同人誌即売会に足を運ぶ程の（夫が呆れる程の）熱量を生み出してしまうのです。

今回も日課のPixiv閲覧で、好きなジャンルの同人誌即売会が2/11に開催されることを知りました。

毎回ひとりで即売会に行くのですが、今回は夫を誘ってみました。

夫は二次創作にさほど興味はありませんが、元ジャンル（今回はゲーム）が好きなこと、二次創作の文化はなんとなく認知していること、オタク文化に嫌悪感がないことを知っていたので、気が向いたら付き合ってくれるだろうと思ったからです。

ついでに（私にとっては同人誌即売会以外はついでのつもりだった）都内で買い物と美味しいものを食べに行こうとも言いましたが。

しぶられたらいつも通りひとりで行けばいいやと考えていましたが、夫は二つ返事で「いいよ」と言ってくれました。

誘っておいてですが、夫の乗り気に対して私は心中「やべっ」と思いました。

いくらオタク文化に嫌悪感がないとはいえ、実際に同人即売会の過激な表現を目の当たりにしたら、さすがに夫も嫌悪感を感じるのではないかと危惧してしまいました。

なので、事前に即売会イベントのWEBカタログを一緒に確認してもらい、商業誌や一次作品にない過激な表現が普通に展示販売していることや、即売会イベント参加に関する注意事項を読んでから、改めて同行を了承してもらいました。

この時、私は会場のブース（各作家が作品を販売するため割り当てられたスペース）配置図とPixivで各作家さんの参加ブース番号を確認し、頭の中で移動ルートを練っていました。

当日のビックサイト開場まで

前日の残業で寝不足と疲労感がありましたが、久しぶりの同人誌即売会なので楽しみな気持ちが強く気合と熱量でテキパキと準備し早朝の電車に乗りました。

途中ゆりかもめに乗り換えたあたりから、同じ即売会に参加するであろう乗客が増え始めました。この会場に着く前から参加者が集まりだしていく雰囲気がなんともわくわく感がで出ていて好きなのです。

予定通り開場1時間に到着し待機列に合流しました。すでにそこそこの人数が並んでいましたが、開場直前にはその3倍程の人数になっていたので出遅れた感はなかったなと思いました。

この日の東京の天気は晴れて風も穏やかだったため、1時間の屋外待機でしたが私はずっと風景を眺めていました。

羽田空港から2~3分おきに離陸していく飛行機を数えていたり、東京湾を飛ぶ鳥たちのV字飛行の陣形を作る様子（しょっちゅう１羽だけ遅れて陣に合流するのが面白い）をみていたり、ただただ流れて形を変える雲をぼんやりと眺めていました。こういう風景を時間をかけて眺めることは脳に良いと聞きますが、この時は私の脳も穏やかにすっきりとした感じになった気がしました。

まあ、このあと欲と煩悩にまみれて動き出すんですが。

開場～退場まで

開場し、はやる気持ちを抑えつつ係員の指示に従い入場、各自お目当てのブースに行ってヨシとなった瞬間、頭の中の地図を広げナビを起動、ブース列端の机の番号を確認しながら第一お目当てのブースを見つけて並び、作家さんに短く挨拶、ほしい本を伝え、予めカバンから出しやすく仕分けておいた1000円札500円玉100円玉から支払い、他の購入者の邪魔にならないように素早くブースから離れ、Ａ4サイズが入るエコバッグに戦利品を格納、次のお目当てブースに向かう・・・。

この時、私は夫のことを気にかけず動いていたと思います。

絶対手に入れると決めていた本たちを購入し終わったあとに「あ、夫？」と振り返ったら、ちゃんと後ろにいました。夫曰く「入場した途端、ものすごく早く歩き出したからはぐれないようについて行くのが大変だった」と笑っていました。申し訳ないと思いつつも、こんな妻に付き合ってくれて本当に有難いと感謝しました。

あとは、ゆっくりと各ジャンル各ブースを巡回し追加で購入したり、焼き菓子などの物販で焼き立てメロンパンを食べたり、コスプレイヤーさんを見たり写真を撮らせていただいたり、同日開催のハンドメイド即売会を見たりして会場を後にしました。

上野～帰宅まで

13時過ぎに上野に到着、買い物数点とアメ横内のラーメン屋での昼食を計画していましたが、あまりの人の数に疲弊してしまいました。

三連休と中国春節が被るのである程度の混雑は予想していましたが、ここまでの人混みは思っていませんでした。同人誌即売会会場より混んでいました。

また、すれ違う外国人観光客から聞こえる外国語が毎回違う言語だったことに驚きました（意外と中国語は聞こえなかった）。インバウンドすげー、円安すげーと何度も思いました。

人混みの中を歩き、なんとか買い物はできたものの、お目当てのラーメン屋はまったく列が減っておらず（むしろ増えていた）、他の飲食店や居酒屋も満員状態だったため諦めてチェーン店でご飯を済ませました。美味しかったです。

食事後、帰るにはまだ早い時間でしたが、あまりにも人が多く歩くにも疲労が溜まりもう帰りたくなって、そのまま帰りの電車に乗りました。運よく座れた夫と私ですが、私はすぐ寝落ちし自宅の最寄り駅手前に着くまで爆睡していました。

帰宅後、荷物を片付け、ねこ2匹に詫びのご飯をあげ、コタツで戦利品の同人誌をホクホクと読み満足したらまた寝落ち。夫もさすがに疲れたのか一緒に寝落ちしていました。

しばらく東京は行かなくてもいいかなあと思った一日でした。

でも、また数年後に何かにハマり同人誌即売会に行くんだろうと思います。

お金持ちの無職になりたい夫婦

アラフォー共働き夫婦とネコ２匹で暮らしています。FIRE目指して2023年から本格的に資産運用を始めました。まだまだ道は遠いけど、資産が増えると嬉しいなぁ。