資産運用

証券会社不正アクセス問題の現状(2025年7月末現在)

mesigaumai

今年の4月頃に猛威を振るった証券会社不正アクセス問題ですが、先日金融庁から発信されている情報が更新されていました。今回は更新されたデータを元に証券会社不正アクセス問題の現状についてお話をしていきたいと思います。

2025年7月末時点の不正アクセス被害状況

まずは、いつもの金融庁のデータを引用させてもらいます。

8月7日更新、不正アクセス被害状況

お次に、前回同様にグラフ化してみます。

グラフ化してみた

2025年7月単月の不正取引件数は前月(6月)比で 4%減の818件、同じく7月の不正取引金額は前月比で 18%増の460億円となっています。2025年1月〜7月末までの累計は不正取引件数(乗っ取りなどによる実際の取引件数)が累計 8,111件、不正取引金額が約6,205億円、不正アクセス件数が計 14,069件となっています。

多要素認証の導入など、証券各社および金融庁がセキュリティ強化措置を進めたため被害は減少傾向となっていますが、未だ被害がでている状況なので再度気を引き締めるべきだと思います。証券各社が対策を強化している一方、ユーザー側でも対策をしないと自ら抜け穴を作ってしまうはめになりますので、私たちが気を付けるべきことは何かを次にお話したいと思います。

私たちがすべき具体的な対策

具体的な対策についてですが、

メールのリンクは絶対に開かない

これに尽きると思っています。以前にも同様のお話をしていますが、重要なことなので再度注意喚起をさせていただきます。フィッシング詐欺の大部分はメールのリンクから誘導させるものになりますので、メールのリンクを開かないクセをつけるべきです。少し前には我が家にもフィッシング詐欺の魔の手が迫ってきていました。その時の記事を以下に貼っておきますので、よければご覧ください。フィッシング詐欺メールの実例と対策も載せてますので、参考になれば幸いです。

フィッシング詐欺メールは読み手の不安を煽ってリンクを踏ませようとしてきます。実際に確認する必要がありそうな場合にはメールのリンクからではなく、公式サイト(ブックマーク等、自分でお気に入り登録したもの)を使って確認するようにしてください。メールのリンクは全てフィッシング詐欺だと思うくらいで十分なので、絶対にメールのリンクは踏まない、鉄の意志でメールのリンクは踏まないようにしてください。

おわりに

不正アクセス問題は資産を保有している以上、永遠に終わらない戦いだと思っています。技術が進歩するにつれて、各種詐欺も巧妙かつ狡猾に進化していってしまいます。詐欺に引っ掛からないように、私達は常に情報をアップデートしていく必要がありますが、いい加減どうにかならんものかと思ってしまいます。詐欺を働く塵以下共にリソースを割かないといけないのは、本当に無駄な時間です。詐欺を働く塵以下共に慈悲を与える必要はありませんので、もっと厳罰化をしてもいいんじゃないかなぁと思う今日この頃です。

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お金持ちの無職になりたい夫婦
お金持ちの無職になりたい夫婦
アラフォー共働き夫婦とネコ2匹で暮らしています。FIRE目指して2023年から本格的に資産運用を始めました。まだまだ道は遠いけど、資産が増えると嬉しいなぁ。
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